栄高産業社内リレーブログ

最近のブログ記事

記事カテゴリ

最近のコメント

Loading....

2009年09月29日

感謝。

もう稲刈りの季節となりました。

火曜日担当の工藤です。


福岡に住んでいる息子が少し前から相談してきていたのですが、ついに今の仕事を辞める決心をしたようです。

『何も、今この時期にやめなくても…』

という気持ちは今でもありますが、本人の意志の固さを尊重した形となり、短い期間でしたが職場の方々にはお世話になり感謝よりも、申し訳ない気持ちでいました。


あしたが最後の勤務という日、私に『急に決まったんだけど…」と息子から電話がありました。

なんと急遽、その会社の方々が最後の日に送別会をしてくださるという。

それも所長権限で全従業員のシフトを調整して、より多くの人を参加させようとしてくれたようです。


たった一年半しかいなかった会社の人達が、やめる事を何度も引き留めてくれ、退職が決定したらこれからのことを応援をしてくれ、そして忙しい中に送別会までしていただく…。

それを聴いて息子に、

『やめた後だけど、いい会社のいい上司、いい同僚の人達やな』

『うん』

『まわりの人のその心遣いにおまえは感謝しなきゃいかんぞ』

『そして若いおまえにそこまでしてくれるということは、おまえもそれだけ努力をしてきたことをみんなが認めてくれたんじゃ。』

『おまえはそれは誇りに思っていいからな。』

 

私はほとんど話したこともない従業員の方々の温かい気持ちに、遠い宮崎で携帯越しに息子の話を聴きながら、思わず頭を下げていました。


 


片道8キロの道のりを最初のほぼ一年は自転車で通い、24時間営業のその会社では、炎天下での通勤、真夜中の通勤とどれだけ大変であっただろうと思い、厳しい仕事で真冬の手の平を見たときは涙が出そうになったことを思い出します。




会社のロッカーを片付けていたら、「研修生」と書いた名札や、入社当初、接客をたたき込まれていた頃の書き込んで勉強していたノートが出てきたら、「なんかちょっとグッとくるものがあった」と息子。

小さい頃から手がかかり、今でもまだまだ子供と思っていましたが、やはり親の知らないところでは、必死に勉強し、働き、いろんな人に出会い、教えていただく…、親の知らないところで自分だけの人生を進んでいるんだなぁと当たり前のことをまた思いました。

息子から、やめようかと相談されたときは、今の世の中の情勢を見たときに、『うーん、再就職は厳しいぞ』と繰り返し話していましたが、それでも本人の意志も固く、渋々了承したものでした。

その後祖父である私の父に、話したところ

『辛抱強いあいつがそれだけ言うのなら、それだけの覚悟があるんじゃろう。それにこんな経験をするのは若い内にしかできんから、好きにさせた方がいい』

とサラリ。

(えー、そんなかっこいい台詞は、親父である俺の台詞じゃろ!?)

とかも思いましたが、(やめたら苦労するかも…)との思いが先に立ち、やはり言えなかったかな?


それでもこの間の連休には、福岡の友達も連れて帰り、地元の友達と遊び回ってリフレッシュした様子。



親としては心配だらけだけど、いい友達に恵まれた事は財産だし、これからもそのつながりは大事にしてほしいと思います。



自分もそうですが、周りの人に助けてもらい,応援をしてもらってやり遂げたことが数多くあり、知らず知らずのうちになぜか助けてもらっているなと思うことが、よくありました。

どうも息子にもそのDNA?が引き継がれているようで、小さい頃からホント周りに助けられています。


いい仲間に支えられている環境に感謝しながら、またステップアップしてくれることを願います。


”ブログランキング参加しました。
  どうぞクリックお願いします。”
 

▲このページの上に戻る
2009年09月22日

餅まき!

火曜日担当の工藤です。

土曜日(19日)に、宮崎県延岡市にあります『株式会社源太』の、新築上棟式に出席させて頂きました。
源太さんとはグループ企業であり、いつもお世話になっております。

餅まきをするということで、私自身小さい頃の記憶ぐらいで久しぶりだなぁと思いながら向かい、午後3時30分からの厳かな式典にも参加させて頂きました。

その終わりに施主あいさつということで、源太の社長でもあります我が社の会長が挨拶を述べられました。

「一日千秋の思い」という言葉を使われましたが、まさに待ちに待った上棟式が迎えられてとてもうれしいという気持ちが伝わってくるし、限られた工期の中で懸命に作業を進める方々へのねぎらいの言葉にも、感謝の気持ちが表れるストレートな挨拶でした。

式での挨拶というと堅い話になりがちで敬遠されがちですが、「うれしい気持ち」が伝わってきて、

(まさにお祝い事!)

という気持ちにさせられました。

いつかのブログにも書きましたように人の挨拶や講演を聴くことが結構ありましたが、引き込まれる話もあれば形式ばった話で退屈な話という経験もあります。

会長の話というのはおそらく、事前の綿密な準備はなく、その時の感性で話されているのかなと思うことがたびたびあります。

今日のもそうでしょう。でもそれでなぜ気持ちが伝わるのかなとも考えていました。


そうこうしているうちに、餅まきの時間(午後5時30分)が近付いてきました。
準備された餅米は3石とも聴いています。
事前にクレーン車!!で、2階につり上げられ、光栄にも私たちもその餅をまく方に参加することができ、ハッピに袖を通していると、なにやら祭りの前のワクワク感が出て、緊張さえしてきました。

時間近くになるにつれ続々と人が集まり始める様子を、高いところから見ていて、300人位かなと思える程の人の集団ができて、否応なしに気分が高まります。

まく側、ひろう側とがもう待ちきれない!! という熱気に包まれた頃、

拡声器から『よーいスタート!!』の、絶叫のような合図とともに
20人近くのまき手が、一斉に餅をまき始めました。

『こっち! こっち!』の声に負けじと、

『うおーっ!』とばかりに無我夢中で餅をまき続け、あれだけあった餅やお菓子が10分足らずで終了しましたが、拾う人の笑顔と汗、まいた自分たちも『ハアハア』いいながら、汗まみれで笑っていました。

隣でまいた人と、『これだけのイベントは今時滅多にお目にかかれないね』、『いやースゴイ』と話しました。

集まった人たちが楽しそうに帰っていくのをみて、縁起物の餅を拾ったということもあるだろうけど、このイベントを考えた人たちと、その餅をまいた人たちの『お祝いだからみんな楽しんでほしい』という気持ちが、集まった人たちにも伝わったから、子供からお年寄りまでが楽しい時間を過ごせたのだろうと思います。

自分たちが本当に楽しみながらやらないと、やはり人には伝わらない。
今日のイベントはまさに、そのもっともな形で現れたのではないでしょうか。

先ほどの会長の挨拶も会長本人が、挨拶の内容よりも

『俺自身がうれしくてたまらんのじゃ! その気持ちをきいてくれ!』

とばかりに述べられた挨拶だから、気持ちが伝わったのでしょう。

きれい事を並べた挨拶ではない、まずは自分がどうなんだ?と認識をしてから、はじめて『人に伝える・伝わる』ということができるという当たり前のことを、再度勉強させられました。

今後、どうぞ無事故で竣工されますことを願います。

ありがとうございました。

”ブログランキング参加しました。
  どうぞクリックお願いします。”
 

▲このページの上に戻る
2009年09月15日

キングオブキング

火曜日担当の工藤です。

皆さまのクリックのおかげで、またみんなモチベーションを上げております。
ありがとうございます。
GRL_0014.jpg少し前に、中古の発電機を購入しました。

自社整備士が使用するので、あちこち探して何社か現物も確認していたところ、あるリース会社から連絡があり、さっそく品定めに行きました。

商品自体もまあまあで、気になる部分はきちんと整備するし、価格もリーズナブルということで、早速購入することにして、整備を依頼しました。

数日後、できあがってきた発電機は、ていねいな整備のおかげで万全の仕上がりでした。

なんとそれに加え、写真で見てもわかるように会社名の横に弊社のキャッチコピーであります

『Poweful&Heartful』(パワフル&ハートフル)

の文字が貼り付けてありました。

サプライズのサービスに驚き

『あのキャッチコピーの表示すごいねぇ~。ありがとう』

という私に

『いやー絶対あの言葉はいれなきゃいかん!と思っていれました。どうですか?いいでしょう!』

との返答。

このキャッチコピーは、弊社の業務が力強い大型機械が主体であり、その技術を活かしながら、細心の注意と気持ちを込めた作業をおこなうという弊社のポリシーを言い表した言葉として皆で考え、このキャッチコピーを創った時は仲間と自画自賛したものでした。

もちろんこちらからは、社名の記入すらお願いしていなかったので、そんな思い入れのあるキャッチコピーが表示してあるとは考えもしませんでした。


この対応…。 

うれしい気持ちと同時に、この発電機を購入した会社・担当の対応に驚きと凄さを感じました。

けっして利益の出るような契約ではなかったはず…。

『うちは喜んでもらえればいいんです。それの積み重ねですから。』

意地悪く考えれば、営業トークなのかも知れません。

でもまっすぐ目を見ながら話す言葉には力があり、
自分の仕事は何か?
相手に喜んでいただくにはどうすればいいか?
ということを常に意識しているという気持ちがビンビン伝わってきます。

ありがたいという気持ちを感じながら、自分の行動、考え方、お客様を含めたまわりへの対応等

【自分はどうか】

ということを厳しく反省させられる対応ぶりでした。

いやー年齢は私より10歳以上も下ですが、ことある毎に勉強させられることだらけで感心しています。
おそらく所属している組織でも相当の有望株でしょう。

まさに『キングオブキング』 その言葉のようです。

”ブログランキング参加しました。
  どうぞクリックお願いします。”
▲このページの上に戻る
2009年09月08日

視野を広く

火曜日担当の工藤です。
突然発症した腰痛も何とか治まりかけましたが、完治しないまま我が家の栗の下刈り作業をこの間の日曜日におこない、まだ何か腰に違和感を持っています。

安静にしていた方がいいのかショック療法で鍛えた方がいいのか難しいところですが、月曜日の夜には、おずおずソフトボールの試合にも出場し、しっかりピッチャーも努めましたので、たぶん快方には向かっていると思います。

先日、ブログで何回か紹介している叔父から、初盆のお礼のはがきが届きました。
その中に、盆の時に話した特許の事が書いてあり、
それには、特許の申請をすると良いことがあるよという趣旨のことが書いてありました。

それによると
特許の申請には、目的・請求の範囲と従来の技術・問題点・改善のための方法および効果を簡潔にまとめた説明記述が求められるそうです。

結果、物事を判断するとき広く見聞きして決断できるようになることと、それに加え二十年という長期にわたり管理が必要となり粘り強くなる効果がある。ということでした。

うーん、な…なるほど…。(汗)

特許技術がひらめくのもそうそうあるもんじゃなさそうだけど、その権利を取得し生かそうとしたらそれ以上に大変なのかも…。

まあいきなりそのレベルにならなくてもいいけど、まるで畑違いに思える『特許取得』など、色んな方面に視野を広く持つことは、やはりこれから大事なのだと無理矢理納得しました。


定年間近の叔父ですが、まさに『たたきあげ』で取得した生き様を教えてくれます。 感謝!




”ブログランキング参加しました。
  どうぞクリックお願いします。”

▲このページの上に戻る
2009年09月01日

腰痛をおして


火曜日担当の工藤です。
会社を『存続発展』させるには、様々な方法があります。
このブログもその中のひとつの行動であり、『会社組織』に存在するからこそ、このスペースに自分の想いを書かさせて頂いています。

会社の存続=家庭の存続

であり、仕事と家庭は等しく大事であるということです。

すなわち仕事と同じく大事な家庭のことを書いてもいいということで、今回も身内ネタです。

先日の日曜日、娘の高校の文化祭に行ってきました。
実は土曜日に『ぎっくり腰』をやってしまい歩くのも困難でしたが、娘がバンドの一員として演奏をするということなので、なんとしても行かねばとよろよろしながらも行ってきました。

見事なスティックさばきでドラムをたたく姿に感動し、我が子ではないような錯覚さえ覚えていました。

わずか15分程度の短い演奏でしたが、娘はもとより全員が楽しそうに演奏しているのがとても印象的でした。

ただ見ただけなら、『スゴイね』『上手やね』で終わるのですが、楽しそうに演奏している本番を迎える前には、みんなが勉強や部活動の合間を調整しながら集って練習をしており、娘の手にも『まめ』ができ、両手とも絆創膏だらけでした。

文化祭前で練習が更に厳しくなっていって、本業の勉強や大量の宿題、部活動やその他の活動と、正直ぶっ倒れるのじゃないだろうかという時もありました。

でも本人は『楽しいから』と、けっして弱音を吐かず、まるで楽しむように多忙な毎日を送っていました。

娘に限らず、前向きな人の話やその行動を見聞きすると、なにか力をわけてもらえるような気がします。
そして自分もそれに少しでも近づこうかと、自然と気持ちが前向きになろうとしてまた少し成長するような気がします。

親は子供に教える存在。

確かにそうですが、子供に教えられることもまた数多くあります。

仕事にしても自分が経験を踏んで、ある程度の自信が付いてきた事でも、何も知らない初心者の無邪気な考えに『そんなやり方、考え方もあるのか』と感心させられる事も多々あります。

でもそんな時はミョ~な『プライド』が先に出て、素直になれない時の方が多いかな!?

でも子供にもなにかを教えてもらえることがある事を考える時、再度

『周囲の人々は必ず何らかの師である』

ということを常に念頭に精進あるのみ!ですね。

▲このページの上に戻る
AX