土曜日担当のSHUです。
今週は一年前に起こしてしまった弊社の死亡事故のことばかり書きまして、読んで頂いてる皆さんには誠に申し訳ないと思っております。
この事故のことをブログに書いていいものかどうか、私たちの中でも賛否両論ありました。ましてや自分たち建設業にとって自社の死亡事故のはなしを載せるということは、自分で自分の首を絞めかねないことです。
建設業にとっては絶対にあってはならないことであり、いったん起こしてしまうと直接仕事の受注にかかわることです。
私自身大変悩みました。
ですが、この事故を通して私たちが経験したこと、考えたこと、また克服してきたことを、
これを読んで頂いてる皆さんの会社には絶対に出させてはいけない
という思いから「皆さんにお伝えした方がいい」と覚悟を決めました。
正直なところ、この一年はきつかった。
特に事故が起きてからの3ヶ月は寝られなかった。
日中の仕事をしている間は、「きつい」「つらい」と言ってる暇はなく、遺族の方との対応、事故処理の対応、また通常業務に追われていましたが、家に帰り夫婦二人だけの時間になると、自分たちのふがいなさ、また目標を見失ったことで
「これからどうしようか」
「責任とろうか」
「死んでお詫びしようか」
「二人で死のうか」
そんなことを言いながら、泣いた苦悩の日々を思い出します。
あれから一年!
どれだけの人から助けられたことでしょう。
どれだけの人から温かい言葉を頂いたことでしょう。
どれだけの幹部や社員たちのがんばりを見たことでしょう。
半端じゃないどん底を経験すると、人間は上を向くしかありませんし、ちょっとしたことでうれしさを感じ、感動を覚えることが多くなりました。
弊社の社員は全員でよく頑張ったと思います。
あれだけの出来事をバネに、さらに強固な団結を持って進んできたと思います。
あれから一年!
来週14日の火曜日に、地元大手建設会社の安全大会に呼ばれています。
多くの協力業者も呼ばれます。
その安全大会の中で弊社が代表で
【優良事業所表彰】
を受けることになったと、そこの土木部長から私宛に直接電話をもらいました。
また【優良職長表彰】も2名が受賞することを聞きました。
土木部長が言うには
「現場責任者からの投票で、栄高産業が一番良い!と言う評価がでました」
なんと身に余るありがたいお言葉でしょう!
全員の努力の成果だと思います。
この結果に甘えることなく、感謝の気持ちをもってこれからも頑張っていきたいと思います。
亡くなったKさん。あなたのことは忘れません。
あなたは自分の命を呈して、私たちに命の大事さを教えてくれたのでしょう。
あなたは自分の命を呈して、私たちに全社一丸になれと教えてくれたのでしょう。
私たちはあなたの命を絶対に無駄にはしません。
天国で私たちを見守っていてくださいね。
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