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2009年07月23日

十六歳の夏

今の暑い時期に何時も必ず思い出す事がある。

それは甲子園という大きな目標を持った、高校球児達の熱い戦いです。
宮崎県内でもいよいよ、強豪チームが8強決まった。どの高校が甲子園に行ってもおかしくない試合をする事だろう。
私も、高校時代甲子園を夢見た球児の一人でした。
中学時代から野球が好きで、ある私立高校に野球部監督の推薦で進学し、念願の野球部へ
私は背が高かかった為か、
監督が
「佐藤、ピッチャーをやれ」
考えてもなかった言葉に嬉しくて
本当に、この時に甲子園を目標にしました。

でも、ピッチャーになるための練習はハンパじゃなくきつかったな~
ボールを握ることなく、毎日、毎日、大型トラックのタイヤをロープで縛り体に巻き付けて、引っ張って走らさせられるだけで、喉が渇いても水分をとられない時のきつさは、忘れられないです。
でも、どうしても喉が渇いた時は、監督や先輩達に内緒で、隠れてグランドの横の田んぼの溜まり水を飲んだものでした。
結構、田んぼの水も美味しいですよ、泥臭いですけど。(笑)

今は、水分を十分とりなさいという時代なのに・・・・・・

ちょうど今頃でしたね、
我が校が、宮崎大会を優勝し、甲子園の切符が取れて、ますます、ハードな練習が毎日のように続く中、
ある日、どうしてもきつくて呼吸が出来なくなって、宮崎医科大学病院で検査したのですが、

両親もいる中で、検査の結果、心臓右心房不整脈と判断、信じられなかったですね。
医師からは
「野球は辞めなさい、続けたら・・・・・」といたい一事
テレビのドラマでよく見られる光景のようにショックが大きくて、
一瞬にして夢も目標もなくなりましたね。

この日は、延岡学園高等学校が初の甲子園での初試合の日でもあり、結局私は病院のベッドで、涙しながらの応援になりました。


ベッドの中で
(俺から野球を取ったら何が残るの・・・?)と親にも怒った事もありました。


病気が原因で、野球を辞める事になり、夢も希望も失うことになった私
強い自分だったらと後悔もしました。

この暑い中、グランドで汗と土ぼこりで真っ黒に汚れ、甲子園への目標に向かって熱く戦っている球児の皆さんの、健闘を祈ります。

ちなみに、まだ勝ち残っている我が母校、我が後輩、延岡学園ナインがんばれ。




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コメント(2)

この季節になると、私達元高校野球児としてはそれぞれ色々な思い出が蘇って来ますよね。
悔しいこと、嬉しかったこと、仲間たちとの汗。
それらがあったからこそ今の自分があるのでしょう。
今年も楽しみにですね。

野球人様へ

コメントありがとうございます。
共感してくれる方がいて、本当に嬉しく思います。

これからも、お互いに球児達を応援していきましょう!!

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