栄高産業社内リレーブログ

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2009年10月12日

天下一薪能 2009秋

『秋風にたなびく雲の絶えまより 
       もれ出づる月の影のさやけさ』

長女が百人一首を覚え始めました。子ども達と
秋の歌を読みながら秋の夜長を過ごしています。

月曜日担当【KUMI】です。
今週もどうぞEIKOブログをよろしくお願いします。

先日の土曜日、延岡市の秋の風物詩となった
【天下一薪能】が延岡城址二の丸広場にて開催されました。
当日になって舞台正面、SS席チケットを2枚頂いたので主人と一緒に
出かけました。

延岡市で薪能がスタートしたのは平成9年。本年度で13回目となりました。
延岡市の歴史・文化を内藤家ゆかりの能面を使い、毎年、片山家により
能舞台が披露されます。
独身の頃、母と出かけて以来 久しぶり能舞台の鑑賞でワクワクしました。
会場に入ると市民ボランティアの皆さんが明るいあいさつで迎えてくれます。
また、会場も竹細工やのぼり、提灯などの飾りが何ともいい感じ・・・

今年の演目は能「屋島(やしま)」「一角仙人(いっかくせんにん)」 
狂言「棒縛(ぼうしばり)」



私たち“薪能初心者”にも理解しやすいように解説書が配布されました。
それをあらかじめ見ておくとだいたいのストーリーがつかめます。
難しい話ばかりではなく、狂言は所作や台詞の言い回しがとてもおもしろいので、隣の主人が大声で笑うのでちょっぴり恥ずかしかったりします。
(周りに座っている方たちがとても上品な方たちが多かったこともあって

始まったのは夕方5時半からでしたので演目と一緒に日も暮れて
舞台後ろの【千人殺しの石垣】が かがり火にゆれ、立ちこめる煙が
とても幻想的にあたりを包み込みました。

クライマックスの、「一角仙人」は
「雨を降らせる龍神を閉じ込め日照りにして人々を困らせた一角仙人を成敗しにいくものです。」
その話の裏には、仙人といえども目の前に並んだ欲に目がくらみ人生を狂わせた儚い物語でした。
また、今回は龍神役に地元の子どもが2名出演しました。基本から学び、
能役者の家に生まれた子どもでもないのにこの公演で大切な役を演じました。
娘と同じ児童館の上級生で、能役者の方に劣らないくらいの堂々としたものでした。

久しぶりゆっくりとした時間が流れる中で能鑑賞。静寂と秋寒の空気中を
笛・小鼓・大鼓・太鼓の音が身体の中にじんわりと響きました。
(途中、疲れがたまっているのか、寝息が隣(主人)から聞こえては来ましたが・・・)

ちなみに、会場では着物を着た女性が多かったのでとても気になりました。
お友達に会ったので聞いてみると、着物を着て鑑賞すると
“チケット代金 千円のキャッシュバック”があったそうです。また、会場周辺では着付けの無料サービスがあるなど市外、県外からお越しのお客様にはうれしい実行委員会の心遣いがされていたようですよ。

来年は私も主人と二人で着物を着て出かけてみようかな・・・

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コメント(3)

先日は博多の夜楽しかったです。本日よりブログを私達も始めました、栄高産業さんの皆さまには追いつきませんが頑張ります。

以前、薪能を見せてもらったことを思い出しました。千人殺しの石垣から闇が下りてきてかがり火に続く幻想的な雰囲気が忘れられません。延岡の財産ですね。

孝 様
コメントありがとうございます。

しんみりと夕暮れから始まる薪能。雑音を絶った空間の中での鑑賞は、本当に素晴らしいものです。幾重の年を越え、さまざまな出来事を見守ってきた我がふるさとのシンボル【城山】。
市民の力でこれからも守っていきたいものです。

こちらはキンモクセイの香りが街を包み始めました。秋空に映える鮎やなの景色も良いものです・・・。

今後共、応援よろしくお願い致します。

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