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2010年07月13日

会議

娘が進路を考える頃になったようで、直接進路のことを話すことは少ないのですが、社会問題化している今回の口蹄疫に関する心境の変化も進路を考える大きな要因となったようです。  幼い子供のイメージが抜けずにいましたが知らないうちに成長しているのでしょう。
火曜日担当の工藤です。

その娘が通う高校で先日、緊急のPTA役員会が開かれました。
県内に猛威をふるい未だ予断を許さない『口蹄疫』に配慮し、高校の体育大会が『無観客競技』つまり学校の先生と生徒のみで行い、保護者の観覧を一切禁止するという学校判断に、厳しすぎるという声が多く寄せられ、その対応の役員会でした。

私もPTAの副会長をしていますその高校は、農業科から普通科・進学クラスと多岐にわたっており、保護者も農家、非農家様々です。

学校としては、何より周囲に多くの畜産農家があること、学校にも牛をはじめとする家畜がいること、地元高千穂は『高千穂牛』というブランド牛の生産地であるということ。
これらのことにより、伝染する可能性がある限り最大限の防疫をするという見解です。

保護者からの意見としては、終息に向かいつつあること、生徒の送迎には事実上制限なし、小規模の会合等は消毒の徹底を前提に行われている、3年生にとっては最後の体育大会である。
よって厳重な消毒体制の元、観覧させてほしいというものです。

7名の役員会でしたが、様々な角度からの見方による白熱した意見が戦い合い私自身もその会議に参加しながらも
(なるほどなるほど)
(いややはり、その方がいいよな)
と傍聴席にいるような感覚にさえなっていました。

『発言しないね?あなたの意見は?』

唐突にふられ、他の人と大差ない意見と思いながらも『私としての考えは…』と意見を述べると、またそれに関しての検討がされる。
そして会議開始当初は物別れに終わるのじゃないかと思われた内容が、多くの議論の末絶対の正解ではないかも知れないけど『役員の統一見解』としての到着点に達する。

時には熱く、時に相手を想い発言する会議に参加して、
(こういう会議が、意義のある会議なんだ)と感じました。

私自身、多くの会議では自分の意見と大きな違いがないのであれば特に発言することもなく、よく言えば『人の意見を取り入れる』姿勢であったと思います。

意見を戦わせる中で、新たな方向性が見えてくることが、小さな会議の中で勉強することができました。
じゃあこの次の会議からは、活発な発言をするか?

いきなりそれは難しいかも知れないけど、その必要性はわかったような気がするので、まずは『前向き』にとらえるように進めたいと思います。

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