みなさん、こんにちは
3月に入り、春へ一直線…とはいかず、朝晩の冷え込みが戻ってきていますがお変わりありませんか?
今回はタイトルからして重い感じですが、どうしても書きたくて…どうか最後までお付き合いください。
先日、我が家の一員、名犬< ブンタ >が天国へ旅立ちました。
ブンタとの出会いは14年前……。 仕事帰りにコーヒーでも飲もうと自販機に立ち寄りました。すると近くで知りあいが二人で話していたみたいで声を掛けられました。ひとりは先輩、もうひとりは後輩の女性でした。世間話の中で、ある施設に勤めている後輩の女性が「ウチの施設に仔犬がいるんですが、どうしても子供達が乱暴に接してしまうので、園長が引取り手を探したけどおらず、かわいそうだけど来週保健所に行くことになってしまったんです。」と言いました。 (かわいそうに…)そう思った次に出た言葉は「その犬、オレ、もらいたいんだけど」でした。 別れて帰る時に「あ~、勢いで言ってしまったけどよかったかな~。」と少し後悔もしました。そう思った理由は以前の犬が自宅前で車にはねられて死んだからです。 (もうペットは飼わない…)そう決めていたのに、これでまたいつか、あんな悲しい思いをする…お人よし過ぎる自分に呆れてしまいました。
数日後の夕方、段ボールに入ったブンタと御対面…黒くて小さいブンタは震えていました。
「園長が感謝してました。ただ…なつくまでには時間がかかるかもしれません。」
「大丈夫、大丈夫、ありがとう」
家に着くまでの道のりは助手席のブンタに自己紹介から家族構成まで話しました。(当然返事はなく、オレばっかり話してました(笑)) 家に着いたんですが、ここで問題発生…実は家族に犬をもらった。と、どうしても言えずにいたのです。。。(とりあえず、ご飯をあげなきゃ…)、家に入り、土間の隅に箱を置き、冷蔵庫から牛乳とカステラを出してきてあげました。食べてくれたことにホッとした事を覚えています。「静かにしとけよ。」と伝え(?)、テレビを見ながら食事をしました。(ここまで、ドラマで仔犬を抱えて帰ってくる小学生と同じレベルの行動です。) しばらくすると<クーン、クーン>と聞こえてきます。母ちゃんが「今なんか聞こえんかったか?」、すかさずオレが「テレビの中じゃが」……次の瞬間<キャン、キャン、キャン…>、オレはメマイがしました。(よりによって、このタイミングで吠えるんかい) 当然バレてしまい、母ちゃんからは「もう犬は飼わんち言うたじゃねえか…」と叱られてしまいました。(ここで一度確認しておきますが、これはオレが立派な(?)社会人になってからのお話ですからね) なんだかんだ文句を言いながら母ちゃんと奥さんはブンタを触りまくっていました。
晴れて我が家の一員になったブンタとは後輩の予想に反して直ぐ仲良くなれました。 ボールが好きで、子供とサッカーをしていると乱入してきては鼻先でボールを転がしたり、咬みついたりしていました。(おかげで、かなりの数のボールが破けてしまいました)。散歩はもちろん、田植え、稲刈り、広場での遊び…あらゆる場面にブンタは登場していました。 ウチに来る前の環境を忘れ強い男になって欲しいと、菅原文太のイメージでつけた【ブンタ】。 人や他の犬に吠えたりすることなどなく、立派な男でした。 目が悪くなり、歩くスピードも遅くなり…覚悟はしていたつもりだったけど、まったく動かないブンタを前に出てくるのは(涙)だけでした。
人間だから結果が悪い時、悲しい時は後悔してしまうんだろうけど、それを少しでも減らすには、その時その時を頑張るしかない… 愛犬を失って思ったことでした。
ブンタへ
最初はキミを助けたい気持ちだったのに…
いつの間にかキミがオレや家族を助けてくれていたね…
もっといっぱい遊んであげればよかった
もっといっぱい話しかけてあげればよかった
今は後悔ばかりです
悪い飼い主でゴメンよ…
キミのおかげで子供たちも優しい気持ちが生まれました
キミには感謝しています
もう首輪も鎖もないから自由に走りまわって遊んでください
ブンタ、ホントにありがとう
キミの事は忘れないよ
………また会おう !
それまで バイバイ………
長文、乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
3月に入り、春へ一直線…とはいかず、朝晩の冷え込みが戻ってきていますがお変わりありませんか?
今回はタイトルからして重い感じですが、どうしても書きたくて…どうか最後までお付き合いください。
先日、我が家の一員、名犬< ブンタ >が天国へ旅立ちました。
ブンタとの出会いは14年前……。 仕事帰りにコーヒーでも飲もうと自販機に立ち寄りました。すると近くで知りあいが二人で話していたみたいで声を掛けられました。ひとりは先輩、もうひとりは後輩の女性でした。世間話の中で、ある施設に勤めている後輩の女性が「ウチの施設に仔犬がいるんですが、どうしても子供達が乱暴に接してしまうので、園長が引取り手を探したけどおらず、かわいそうだけど来週保健所に行くことになってしまったんです。」と言いました。 (かわいそうに…)そう思った次に出た言葉は「その犬、オレ、もらいたいんだけど」でした。 別れて帰る時に「あ~、勢いで言ってしまったけどよかったかな~。」と少し後悔もしました。そう思った理由は以前の犬が自宅前で車にはねられて死んだからです。 (もうペットは飼わない…)そう決めていたのに、これでまたいつか、あんな悲しい思いをする…お人よし過ぎる自分に呆れてしまいました。
数日後の夕方、段ボールに入ったブンタと御対面…黒くて小さいブンタは震えていました。
「園長が感謝してました。ただ…なつくまでには時間がかかるかもしれません。」
「大丈夫、大丈夫、ありがとう」
家に着くまでの道のりは助手席のブンタに自己紹介から家族構成まで話しました。(当然返事はなく、オレばっかり話してました(笑)) 家に着いたんですが、ここで問題発生…実は家族に犬をもらった。と、どうしても言えずにいたのです。。。(とりあえず、ご飯をあげなきゃ…)、家に入り、土間の隅に箱を置き、冷蔵庫から牛乳とカステラを出してきてあげました。食べてくれたことにホッとした事を覚えています。「静かにしとけよ。」と伝え(?)、テレビを見ながら食事をしました。(ここまで、ドラマで仔犬を抱えて帰ってくる小学生と同じレベルの行動です。) しばらくすると<クーン、クーン>と聞こえてきます。母ちゃんが「今なんか聞こえんかったか?」、すかさずオレが「テレビの中じゃが」……次の瞬間<キャン、キャン、キャン…>、オレはメマイがしました。(よりによって、このタイミングで吠えるんかい) 当然バレてしまい、母ちゃんからは「もう犬は飼わんち言うたじゃねえか…」と叱られてしまいました。(ここで一度確認しておきますが、これはオレが立派な(?)社会人になってからのお話ですからね) なんだかんだ文句を言いながら母ちゃんと奥さんはブンタを触りまくっていました。
晴れて我が家の一員になったブンタとは後輩の予想に反して直ぐ仲良くなれました。 ボールが好きで、子供とサッカーをしていると乱入してきては鼻先でボールを転がしたり、咬みついたりしていました。(おかげで、かなりの数のボールが破けてしまいました)。散歩はもちろん、田植え、稲刈り、広場での遊び…あらゆる場面にブンタは登場していました。 ウチに来る前の環境を忘れ強い男になって欲しいと、菅原文太のイメージでつけた【ブンタ】。 人や他の犬に吠えたりすることなどなく、立派な男でした。 目が悪くなり、歩くスピードも遅くなり…覚悟はしていたつもりだったけど、まったく動かないブンタを前に出てくるのは(涙)だけでした。
人間だから結果が悪い時、悲しい時は後悔してしまうんだろうけど、それを少しでも減らすには、その時その時を頑張るしかない… 愛犬を失って思ったことでした。
ブンタへ
最初はキミを助けたい気持ちだったのに…
いつの間にかキミがオレや家族を助けてくれていたね…
もっといっぱい遊んであげればよかった
もっといっぱい話しかけてあげればよかった
今は後悔ばかりです
悪い飼い主でゴメンよ…
キミのおかげで子供たちも優しい気持ちが生まれました
キミには感謝しています
もう首輪も鎖もないから自由に走りまわって遊んでください
ブンタ、ホントにありがとう
キミの事は忘れないよ
………また会おう !
それまで バイバイ………
長文、乱文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
ブンタちゃん、天国で安らかに。
お悔み申し上げます。
ご冥福を心からお祈りします
sleeping beauty様
お言葉ありがとうございます。
昨日帰宅したら茶の間にブンタのパネルが掛けてありました。
小4の娘が学校であった事をブンタに話していました。