栄高産業社内リレーブログ

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2010年04月05日

命輝く こうのとりのゆりかご

 先週末、社長ブログにありましたように中村会計セミナーに
私も参加させて頂きました。社長の緊張した体験発表も聞くことができました。発表を終え、少々落胆気味の社長ですが、これがまた嘘偽りのない体験談であり、自分だけの力でなく社員一丸体制の、社員あっての我が社だと思って頂けたのではないかと、私は心から拍手を送ります。
まだまだ未熟な私たち。さまざまは機会を与えてくださる皆さん方のお陰で
成長させて頂くことができました。中村会計の皆さま、戸敷先生ありがとうございました。
(パパ、これからもがんばっていこうね!)
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 月曜日担当【KUMI】です。今週もEIKOブログよろしくお願いいたします。

 昨日、カルチャープラザ延岡(延岡市本小路)で家庭教育講演会があり参加してきました。講師は熊本慈恵病院 看護部長 田尻由貴子さんです。
この慈恵病院は3年前、『こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)』を設置されたところです。当時、大変な話題になり、賛否両論、多くの議論を呼んだ病院の看護部長さんのお話でした。
講演で田尻看護部長さんは会場をあたたかく包み込むように、母親のように優しい口調で語られていきました。
『こうのとりのゆりかご』を設置するに至った経緯、児童虐待の実態、実際にこの病院に連れてこられた子ども達のその後、そして、『こうのとりのゆりかご』の本来の意味・・・。女性として、母親として涙なしには聞くことはできない内容でした。
当時、マスコミや政治家の方は「捨て子を助長するようなものだ。」「親としての責任を果たしていない。犯罪と同じだ。」と取り上げられ、私も果たしてこの赤ちゃんポストが存在することが母親と赤ちゃんの救いの場になるのだろうかと疑問を持っていました。

しかし、今回のお話を聞くことができ私の勘違いであったと気づかされました。
「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)は一つのシンボルに過ぎず、赤ちゃんを産んでも育てることができない親たちの事前相談の場なんですよ。」と。

慈恵病院は養育、出産に悩む親からの相談を24時間体制で受付ており、実際、自宅にて一人で産み落としたお母さんとその赤ちゃんを救助しに行かれたこともあるそうです。また産んでも育てることができない赤ちゃんを、赤ちゃんの授からない夫婦へ特別養子縁組として受け渡しの役目をされているそうです。他にもここでは書き尽くすことのできない事例をいくつもあげ、救われた赤ちゃんや母親たちが多くいることを知りました。

倫理的、法的、社会的に問題はあるのでしょうが、遺棄されず、虐待されず救われた子ども達の命がここにはあります。さまざまな事情で『こうのとりのゆりかご』へ我が子を置いて行かなくてはならなかった親たち。きっと、ポストの前で心の葛藤があったことでしょう。お腹を痛め出産した我が子を思い出さない日はないでしょう。母親として女性として私自身も考えさせられました。

社会、教育の基本は家庭です。母として我が子に教えていかなければならないことは「命の尊さ」。
弱いものを痛めつけることをよしとする風潮が、現代社会を狂わしています。子ども達の周りでは虐待と同じようにいじめも後を絶ちません。
まずは家庭から、両親を敬い、子どもを愛することの大切さを教えていくことだと痛感しました。

強姦され宿した赤ちゃんを出産し、養子縁組希望のご夫婦のもとへ赤ちゃんの顔を一度も見ることなく渡された女性がいます。田尻看護部長さんは彼女の心のよりどころとなり、今も時折、この女性が田尻看護部長さんのもとへ訪ねてこられるそうです。
『こうのとりのゆりかご』について報道の偏見でしか捉えていなかった私は心から反省です。救いたい子ども達の命を自らの人生を捧げて守りゆく田尻看護部長さんのお話を聞くことができて本当にありがたく思いました。

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