栄高産業社内リレーブログ

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2010年09月27日

高千穂牛

 朝晩が寒くなり始めましたが、日中車を走らせて窓を開けると、なんとも爽快な気分になる季節になりました。
山間部では、秋は短くあっという間に寒い冬に突入ですが、この貴重な期間をぜひ満喫したいと思います。
月曜日担当の工藤です。

口蹄疫により、延期されていた各地区での子牛競市が毎月行われるという特例措置により再開しています。
私の家の子牛も本来なら7月に出す予定でしたが、先日2ヶ月遅れで競市に出場しましたが、ちょうど敬老の日の祝日で、学校が休みの娘を誘ったら、『行く!』との返事で、(ホントに?)って感じで連れて行きました。

子牛とはいえ、出荷時期を過ぎて大きくなった400頭程の牛がひしめく競市に女子高生などはきわめて珍しいだろうし、すぐに飽きてしまうんじゃないかと思っていましたが、会場内を説明したり、競りの仕方や場所を説明すると「なるほど!」という感じでついて回っていました。

そのうち同じように連れてこられた何人かの同級生が集まり始め、グループで競り会場を見に行ったり、その同級生が引き出す子牛を見に行ったりと、(まさに田舎の風景だなぁ)と微笑ましく見ていました。

会場内では、何人も顔見知りの人に会うし、いたる所で2~3人のグループになって話が弾んでいましたが、どこの様子を見ても

「高く売れるといいけど…」
「やどんた太りがいいのぉ!(お宅の(牛)は成長がいいね!)」

などとみんな笑顔でにぎやかに会話をし、どれだけ心待ちにしていたかがわかります。

会場内では、仮設の食堂や牛肉の販売、積み上げられた寿司盛りや魚寿司がぎっしりと並べられていましたが、それらが飛ぶように売れ昼前には完売している反響ぶりみると、やはり子牛の販売だけではなくそれをとりまくいろんな産業が活気づいていく様子がわかります。

まさに畜産農家だけではなくみんなが待ち望んだ競市の再開だと改めて感謝しました。

いよいよ我が家の順番が来て、娘が最初は怖ず怖ずながら身体をなぜていたけど、元々動物好きでもあり、いつしか『かわいい!』と慣れてきはじめていましたが、ついに競りにかけられました。

その子牛も遠くに行くことになり、待機所に引いて行くと娘を含めて家族全員で見送りに行き小さい頃、子牛が売れたうれしさと同時に寂しさで複雑な気持ちだったことを思い出しましたが、そのことも感じてくれたなら軽い気持ちで連れて行った子牛競市が貴重な体験になってくれたと思います。

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