週末の日曜日は、春のような温かさで、ポカポカ陽気と共に綺麗な青空に飛行機雲のラインが引かれる景色は、思わず『おー！』と声が出ます。
でも、飛行機雲なら日和の変わり目かなぁ？　　
うん？ポジティブなのかネガティブなのか…
月曜日担当の工藤です。

その前日の夜、住宅火災が起きてしまい消防団員である私も消火活動に参加しました。
多くの団員のおかげで延焼する事なく消す事ができましたが、近くに水利（消火用の水源）がない現場でしたのでその水を数㎞先の小川から送水する『中継送水』と呼ばれる作業につきました。

指揮をとるリーダーのサブとして上から下まで動き回りましたが、合計10台の消防ポンプを接続しての送水作業で、遙か谷底の水を山の頂上に送るようなもので、訓練での基本行動とは色々勝手が違います。

『水の圧力が足りません』　『強すぎます』　『ホースが破れました』　『ポンプが故障しました』　『燃料が足りません』　等々…

人数が多い分多くの意見も飛び交いますが、消火活動をしながらなので、状況の変化には『即断』で対応しなければなりません。
ひとたび指揮官が、指示を出すと色んな意見を持っていたすべての団員がその指示に従って行動する様子は、よくいわれる『組織のベクトルを同じにする』という言葉を思い出します。

（なるほどそうだよなぁー）　　『数の力』を見せつける消防団ですが、その組織の強さは『同じベクトル』だからこそだと改めて納得します。

ようやく安定した送水ができはじめました。　10台のポンプが連携して送水する様子は、どこかポンプの駅伝を連想してしまいます。

そして午前３時。　ようやく撤収となりました。
『お茶とおにぎりをどうぞ』
地元の方々の炊き出しを頂くと、ホッと落ち着きました。　ありがとうございます。

ひとたび事が起きてしまうと、何にしてもやはり大変な事です。
自分もそして皆さんも、気をつけましょう

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