栄高産業社内リレーブログ

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2015年08月25日

台風接近

 皆さん、おはようございます。8月の火曜日も本日までとなりました。イマムラです。宜しくお願いいたします。

 さて、猛烈な勢力の台風15号がやってきました。台風と聞けば、どうしても10年ほど前の地元と弊社の災害が浮かんできてしまいます。弊社の災害復旧は一ヶ月程かかりました。今の社屋の工事がそれからだったので正常に戻るまでは数ヶ月を要しました。ただ、人災はありませんでした。一方、地元の災害は強烈なものでした。避難所が開設され消防団員も手分けして巡回していました。すると「○○地区で災害発生、民家が埋まり住民も行方不明の模様、至急現地に向かえ。」との連絡が入り、急行しました。機械も間に合わないため人力での作業でした。発見しましたが残念な結果でした。皆が落胆していると「川を挟んだ地区で大規模な土砂崩れを確認、民家は押し流された模様。」との連絡が入りました。と同時に地元で老夫婦が家畜を置いたまま行けないとの想いから避難区域の自宅に居ることが分かり、私が消防車のハンドルを握り出発しました。いつもの道路は決壊しており通れず、クヌギ山の細い作業道を通りました。やっと民家に着くと、そこのお爺さんが「こん牛は俺が守る。」と言って避難しようとしませんでした。説得を続けていると笑いながら「仕方ないな~。ほんなら餌をいっぱいやってくるから待っとけ。」 (え?)私達は山を見ながら(マジかよ~。やべ~ぞ。)とソワソワしていました。肝の据わった老夫婦を乗せて家から下っていると、さっき通ってきた道が埋まっていました。二人がスコップで取り除いても上から流れてきてしまいます。時間はかけられないので、老夫婦には一度降りてもらい車だけ通り抜けることにしました。イチかバチかくらいの気持ちで滑りながら抜けました。老夫婦と団員を乗せると、爺ちゃんが「オマエ、運転が上手いじゃねえか。」とニコニコ顔…(いやいや笑顔が出ませんよ。) 避難所に向かいながら話をしました。「死ぬときゃ死ぬ。助かる時は助かる。人生そげなもんじゃい。さっきオマエも滑りながら助かったどが。」と言うので「爺ちゃんは肝が据わり過ぎじゃ。」と返すと笑っていました。無事に避難所に送り、災害も起こらず安堵しました。 

 ダラダラと書いてしまいましたが、災害の報道を見る度に必ず脳裏に浮かんでくる場面…一生忘れることはないと思います。 川を挟んだ地区での災害は自衛隊の力も借り、全国のニュースでも出た程の悲惨な災害でした。


 皆さん、事前の情報収集をおこない、早めの対策、避難をおこなってください。

 災害、被害が出ませんように…。


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