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2015年03月16日

3月に思うこと

 3月も半ばを過ぎました。まさに、さらさら~と流れるように過ぎる月。
年度末、学期末何かとまとめに入るこの月は子ども達も今学年の総決算。進級を前に慌ただしくなってきました。

月曜日担当【KUMI】です。今週もEIKOブログよろしくお願いします。

先週、3月11日、東日本大震災から4年を迎えました。
東日本大震災追悼式で遺族代表の言葉を述べた3名の方の文章を新聞で読みました。
中でも、石巻市出身の19歳菅原さんの文章は胸が締めつけられるようでした。幾多の悲しみを乗り越え、今は東日本の復興のために努力されていると記事にありました。
菅原さんの文章を抜粋させて頂きます。


「あの日、中学の卒業式が終わり家に帰ると大きな地震が起き、地鳴りのような音と共に津波が一瞬にして私たち家族5人をのみ込みました。

 しばらく流された後、私は運良く瓦礫(がれき)の山の上に流れ着きました。その時、足下から私の名前を呼ぶ声が聞こえ、かき分けて見てみると釘や木が刺さり足は折れ変わり果てた母の姿がありました。右足が挟まって抜けず、瓦礫をよけようと頑張りましたが私一人にはどうにもならないほどの重さ、大きさでした。母のことを助けたいけれど、ここに居たら私も流されて死んでしまう。「行かないで」という母に私は「ありがとう、大好きだよ」と伝え、近くにあった小学校へと泳いで渡り、一夜を明かしました。
(中略)
 震災で失った物はもう戻ってくることはありません。被災した方々の心から震災の悲しみが消えることも無いと思います。しかしながらこれから得ていく物は自分の行動や気持ち次第でいくらにでも増やしていける物だと私は思います。前向きに頑張って生きていくことこそが、亡くなった家族への恩返しだと思い、震災で失った物と同じくらいの物を私の人生を通して得ていけるように、しっかり前を向いて生きていきたいと思います。」



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コメント(2)

菅原彩加さんの言葉を最初に聴いたのは震災から間も無くでした。本当に胸を裂かれる、記憶に残る言葉てす。
「戦争中のことは話したくない」と言う言葉を何度も聞いてきましたが、彩加さんは新聞報道によりますと今回の国主催の慰霊祭で60回目とのこと。4年で60回です。毎回、どんな気持ちで「行かないで」という母の言葉をかみ締めながら壇上で話をしておられるのでしょうか。こころが痛みます。
なお、以前の言葉にあった『「ありがとう、大好きだよ」と伝え近くへあった小学校へ・・・』という言葉の中に、「涙がこぼれてこぼれて・・」と言う言葉が今回なくなっているのが気になりました。涙を乗り越えて前に進むということでしょうか。
 

淳様
コメントありがとうございます。
菅原さんの言葉の背景にそのようなことがあったのですね。4年という年月、短くも長い歳月、被災された皆さんの心痛を思うと言葉になりません。

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