火曜日担当の工藤です。
土曜日(19日)に、宮崎県延岡市にあります『株式会社源太』の、新築上棟式に出席させて頂きました。
源太さんとはグループ企業であり、いつもお世話になっております。
餅まきをするということで、私自身小さい頃の記憶ぐらいで久しぶりだなぁと思いながら向かい、午後3時30分からの厳かな式典にも参加させて頂きました。
その終わりに施主あいさつということで、源太の社長でもあります我が社の会長が挨拶を述べられました。
「一日千秋の思い」という言葉を使われましたが、まさに待ちに待った上棟式が迎えられてとてもうれしいという気持ちが伝わってくるし、限られた工期の中で懸命に作業を進める方々へのねぎらいの言葉にも、感謝の気持ちが表れるストレートな挨拶でした。
式での挨拶というと堅い話になりがちで敬遠されがちですが、「うれしい気持ち」が伝わってきて、
(まさにお祝い事!)
という気持ちにさせられました。
いつかのブログにも書きましたように人の挨拶や講演を聴くことが結構ありましたが、引き込まれる話もあれば形式ばった話で退屈な話という経験もあります。
会長の話というのはおそらく、事前の綿密な準備はなく、その時の感性で話されているのかなと思うことがたびたびあります。
今日のもそうでしょう。でもそれでなぜ気持ちが伝わるのかなとも考えていました。
そうこうしているうちに、餅まきの時間(午後5時30分)が近付いてきました。
準備された餅米は3石とも聴いています。
事前にクレーン車!!で、2階につり上げられ、光栄にも私たちもその餅をまく方に参加することができ、ハッピに袖を通していると、なにやら祭りの前のワクワク感が出て、緊張さえしてきました。
時間近くになるにつれ続々と人が集まり始める様子を、高いところから見ていて、300人位かなと思える程の人の集団ができて、否応なしに気分が高まります。
まく側、ひろう側とがもう待ちきれない!! という熱気に包まれた頃、
拡声器から『よーいスタート!!』の、絶叫のような合図とともに
20人近くのまき手が、一斉に餅をまき始めました。
『こっち! こっち!』の声に負けじと、
『うおーっ!』とばかりに無我夢中で餅をまき続け、あれだけあった餅やお菓子が10分足らずで終了しましたが、拾う人の笑顔と汗、まいた自分たちも『ハアハア』いいながら、汗まみれで笑っていました。
隣でまいた人と、『これだけのイベントは今時滅多にお目にかかれないね』、『いやースゴイ』と話しました。
集まった人たちが楽しそうに帰っていくのをみて、縁起物の餅を拾ったということもあるだろうけど、このイベントを考えた人たちと、その餅をまいた人たちの『お祝いだからみんな楽しんでほしい』という気持ちが、集まった人たちにも伝わったから、子供からお年寄りまでが楽しい時間を過ごせたのだろうと思います。
自分たちが本当に楽しみながらやらないと、やはり人には伝わらない。
今日のイベントはまさに、そのもっともな形で現れたのではないでしょうか。
先ほどの会長の挨拶も会長本人が、挨拶の内容よりも
『俺自身がうれしくてたまらんのじゃ! その気持ちをきいてくれ!』
とばかりに述べられた挨拶だから、気持ちが伝わったのでしょう。
きれい事を並べた挨拶ではない、まずは自分がどうなんだ?と認識をしてから、はじめて『人に伝える・伝わる』ということができるという当たり前のことを、再度勉強させられました。
今後、どうぞ無事故で竣工されますことを願います。
ありがとうございました。
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